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なりすまし?情報漏洩?――その隙を、一緒に塞ぐ AnchorZとZenmuTechの連携で実現する、業務の邪魔をしない、新時代の守り方
公開日:8月1日
株式会社AnchorZ
次世代認証技術「バックグラウンド認証®」を開発・提供する株式会社AnchorZ(本社:東京都台東区、代表取締役:徳山 真旭)と情報を暗号化した上で分散管理する「秘密分散技術」によりデータの保護、データの利活用を追求する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下、ZenmuTech、代表取締役社長CEO:阿部 泰久、本社:東京都中央区、証券コード:338A)は、それぞれが展開する「認証」と「情報保護」の分野での技術的な連携関係のもと、新たなセキュリティ価値の創出に向けた取り組みを開始しました。
AnchorZは、ユーザーの操作を必要とせず、行動や環境情報をもとに本人を継続的に特定する「バックグラウンド認証®」技術を提供しており、なりすましや不正アクセスを抑止しながら、高い利便性を実現しています。一方、ZenmuTechは、情報を暗号化した上で分散管理する「秘密分散技術」により、情報の漏えいリスクを低減するとともに、データの利活用を安全に推進することを追求しています。両社は本協業を通じて、「使いやすく、守れる」セキュリティ環境の共創を目指してまいります。
■ 本取り組みの背景と目的
近年、クラウド活用やリモートワークの定着により、企業に求められる情報セキュリティの要件は一層複雑化・高度化しています。特に、業務環境の多様化に伴い、「誰が利用しているか」という本人認証と、「何を守るか」というデータ保護の双方を両立させる仕組みの重要性が高まっています。ZenmuTechが提供するセキュリティ・利便性・生産性を兼ね備えたセキュアFATソリューション「ZENMU Virtual Drive(ZEE)」は、秘密分散技術によりデータを無意味化・分割管理することで、万一の端末紛失や盗難時にも情報漏えいを防ぐ堅牢な構成を実現しています。今回の取り組みでは、このZEEの高度な情報保護機能に対し、AnchorZの「バックグラウンド認証®」を組み合わせることで、ユーザーのふるまいや環境情報をもとに本人性を継続的に識別し、「正しく守る」だけでなく、「正しく使う」ことを支える新たなセキュリティの形を目指します。
これにより、「データそのものの保護」と「誰がアクセスしているかの正確な確認」という、セキュリティの二大要素を両立させた統合ソリューションの提供が可能になります。両社の技術が相互補完的に連携することで、利便性を損なうことなく、実践的かつ持続可能な情報セキュリティの強化を実現してまいります。
■ 共同ソリューションの特徴
本取り組みにより、AnchorZとZenmuTechは、それぞれの強みである「認証」と「情報保護」の技術を融合し、次のような特長を持つ統合型セキュリティソリューションを提供します。
1.「誰が使うか」と「何を守るか」を両立するセキュリティ構成
AnchorZの「バックグラウンド認証®」によって、ユーザーのふるまいや環境情報をもとに本人性を高精度に判定し続けることで、不正ログインやなりすましを防止。
一方、ZenmuTechのZEEでは、秘密分散技術により、データを分割・無意味化して管理することで、万が一の端末紛失や盗難時にも情報漏えいを防ぎます。
2.Windows認証依存の課題を補完し、セキュリティを強化
ZEEはWindowsログオン認証に基づき仮想ドライブを制御する仕組みですが、本ソリューションでは、AnchorZの先進的な認証機構を組み合わせることで、OSレベルの認証が突破された場合のリスクを多層的に防御できる構成となっています。
3.利用者に負担をかけない、自然なセキュリティ強化
AnchorZの「バックグラウンド認証®」は、ユーザーの操作を介さず、裏側で本人性を自動的にチェックする仕組みのため、利用者の負担を増やすことなく高精度な認証を実現します。 ZEEも、普段通りのPC操作のまま安全にファイル操作が可能であり、日常業務の生産性を損なわずにセキュリティ強化が可能です。
4.導入しやすく、既存環境に柔軟に適応
本ソリューションは、FAT端末環境や既存の業務システムに大きな変更を加えることなく、既存インフラにセキュリティ機能を追加する形で導入が可能です。
新たな運用教育やインフラ構築を最小限に抑えられるため、コスト・負担を抑えながら、段階的かつ持続的なセキュリティ対策を実現できます。
■ 今後の展開
今後、両社は以下のような形で段階的な取り組みを展開していく予定です。
・ 両社の技術的な親和性を活かし、市場ニーズに応じたスピード感あるソリューションの検討・提供を推進
・ 具体的な課題を起点とした検証・実装に取り組み、実運用を見据えた有効性の確認を実施
・ 自治体、金融、製造、教育など、高いセキュリティ要件が求められる分野への優先的な提案を想定
・ 展示会、セミナー、コンソーシアム等における共同での情報発信や啓発活動を展開
・ 認証と情報保護を統合した「実用性の高いセキュリティソリューション」の社会実装を目指す
両社は今後も、相互の技術的強みを活かしながら、企業や組織が直面するセキュリティ課題の解決に向けて、柔軟かつ持続的な取り組みを継続してまいります。
【バックグラウンド認証®について】
スマートフォンの多様なセンサー情報(顔認証とトラッキング、距離、ジャイロ、加速度、Wi-Fi/GPS、イベントログ等)をリアルタイムに統合し、ユーザーしか再現できない複数の要素を使い、「DZ認証プロフィール」を生成する独自技術です。
特徴:
・ スマホの利用を通して本人しか生成できない唯一の認証データ
・ 認証行為が不要な多要素+無意識認証
・ 継続的かつサーバーレスな総合本人認証
・ 本人しか生成できない認証情報でなりすましの可能性を根本から廃絶
・ 全てスマホ内処理を行い、完璧なプライバシー保護
バックグラウンド認証®サイト : https://www.anchorz.co.jp/dz
【ZENMU Virtual Driveについて】
1.容易・安価で導入可能
クラウド基盤のサービスのため、サーバーの新規購入や設計・構築等は一切不要
2.安定したパフォーマンス
PC上のリソースを利用するため、ネットワークの影響を受けずにスムーズな操作が可能
3.PCの盗難や紛失時も安心
秘密分散技術により、ユーザーデータを無意味化して分散保管することで、情報漏えいを抑止することが可能
ZENMU Virtual Drive サイト: https://zenmutech.com/zvdee/
【株式会社AnchorZについて】
株式会社AnchorZ (読み:アンカーズ)
本社所在地:東京都台東区浅草橋3-22-9 第一野村ビル 2階
設立:2009年4月1日
事業内容:
ソフトウェア製品の研究・開発・販売。
「DZ認証」「DZCloud」「PM Engine」等の要素技術を活用したアプリや「CalPush」の販売。
受託開発や ITコンサル。
URL : https://www.anchorz.co.jp/
【ZenmuTechについて】
株式会社ZenmuTech
本社所在地:東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT 804
設立:2014年3月4日
事業内容:秘密分散技術を用いたデータ保護ソリューションの提供
証券コード:338A
URL : https://zenmutech.com/
秘密分散技術は、データを「それ自体は意味を持たないいくつかの分散片」に分け、それぞれの分散片を別の環境で管理することで、データの保護と安全性を高める技術です。
ZenmuTechは、ZENMU-AONTの秘密分散技術をSDKとして提供するZENMU EngineやPCからの情報漏えいを防ぐ 「ZENMU Virtual Drive」をはじめとする自社製品を開発・販売し、多くの企業様にご利用いただいております。
また、秘密計算の分野では、産総研との協働による研究や社会実装に向け、秘密計算データベースプラットフォーム「QueryAhead®」を提供しています。
【報道関係者様お問い合わせ先】
株式会社ZenmuTech
広報担当: 松倉
E-mail : press@zenmutech.com
TEL : 03-6260-6195 FAX : 03-6260-6197
URL : https://zenmutech.com
【商標について】
本文中の社名、商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。